岡部家住宅(読み)おかべけじゆうたく

日本歴史地名大系 「岡部家住宅」の解説

岡部家住宅
おかべけじゆうたく

[現在地名]志雄町荻谷

荻谷おぎのやちの集落中央にある。岡部家は東国御家人岡部六弥太の子孫と伝え(「当家歴代並旧新記」岡部文書)、暦応三年(一三四〇)七月日の得江頼員軍忠状(得江文書)には志雄保地頭得江氏とともに南朝軍討伐に参戦した岡部六郎兵衛の名がみえる。荻谷で確認される最古の人物は宗致で、彼は天正一六年(一五八八)荻谷村高のうち四二六俵を賄分として認められているが(同年一二月五日「前田利家黒印状」岡部文書)、この扶持高は当時としては破格のものであり、翌一七年五月二九日の荻谷村縄打渡状(同文書)の村高の三割にあたり(志雄町史)、しかも年貢の収納は自由裁量で、領主としての権利を与えられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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