荻谷村(読み)おぎのやちむら

日本歴史地名大系 「荻谷村」の解説

荻谷村
おぎのやちむら

[現在地名]志雄町荻谷

荻市おぎち村の南、末森すえもり(一三八・八メートル)北麓の村で、長者ちようじや川支流ノ川流域を村域とする。集落西縁を内浦街道が通る。加賀藩領。天正一六年(一五八八)地内岡部宗致が賄分として村高のうち四二六俵を与えられた(同年一二月五日「前田利家黒印状」岡部文書)。同一七年五月二九日の荻谷村縄打渡状(同文書)では高四五町五反余。正保郷帳によると高七一八石余、田方二六町・畑方二一町八反余、免四ツ七歩五厘。


荻谷村
おぎのたにむら

[現在地名]柿崎町荻谷

北は阿弥陀瀬あみだせ村、南は高寺たかてら村と接する。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図に「山浦分此外八方分荻谷村 中」とみえ、本納一〇九石二斗八升九合・縄高二〇四石三斗、家二軒・五人とある。正保国絵図に高二六二石余とある。


荻谷村
おぎたにむら

[現在地名]三木市細川町中里ほそかわちようなかざと

原坂はらさか村の北東小川おがわ川中流域に位置する。慶長国絵図に村名がみえる。初め姫路藩領、元和三年(一六一七)明石藩領となる。正保郷帳でも明石藩領で、田方一三六石余・畑方五石余。天保郷帳では高一六五石余。旧高旧領取調帳では明石藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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