日本歴史地名大系 「岩ヶ崎宿」の解説 岩ヶ崎宿いわがさきしゆく 宮城県:栗原郡栗駒町岩ヶ崎村岩ヶ崎宿[現在地名]栗駒町岩ヶ崎近世岩ヶ崎村のうちの宿駅。玉造(たまつくり)郡岩出山(いわでやま)宿(現岩出山町)と磐井(いわい)郡一関(いちのせき)町(現岩手県一関市)を結ぶ上(かみ)街道のほぼ中間点にあたり、また当宿より出羽に通じる道が出る(「鳥沢村安永風土記」など)。元禄七年(一六九四)の城下町岩ヶ崎略図(「栗駒町誌」所収)と同一六年の三迫岩ヶ崎村古絵図(飯田次雄家蔵)をみると、各町が整然と割出されており、同七年当地に一家中村氏が入封した頃にはほぼ完成していたものと思われる。古絵図には特有の枡字形の道がうかがえ、現在もその姿をとどめる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報