岩井袋村(読み)いわいぶくろむら

日本歴史地名大系 「岩井袋村」の解説

岩井袋村
いわいぶくろむら

[現在地名]鋸南町岩井袋

勝山かつやま村の南東方に位置し、西は海(浦賀水道)に面する。同村との間には龍島りゆうしま村の飛地(板井ヶ谷)下佐久間しもさくま村の飛地(水浦・鬼出ノ越・昼正)があり、昼正ひるまさとの境に西にしヶ崎が突き出ている。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高一二石余、うち田方三石余。里見氏給人領。里見氏改易後の領主変遷勝山村に同じ。正保郷帳では田高三石余・畑方二二石余。万治二年(一六五九)の佐倉藩勝山領取箇帳(吉野家文書)によると、今高四一石余、うち五石余は明暦元年(一六五五)の地詰出高。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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