日本歴史地名大系 「勝山浦」の解説
勝山浦
かつやまうら
海(浦賀水道)に臨み、沖合約一〇町に天然の防波堤ともいうべき
漁業も早くから盛んで、捕鯨術も慶長(一五九六―一六一五)以前にすでに紀州から伝えられていたという(捕鯨志)。正保三年(一六四六)には以前からの課役として、当浦を中心とした近隣七ヵ浦(勝山・岩井袋・吉浜・保田・久枝・高崎・小浦)で海請運上金一三〇両・海士運上金三〇両・水主役金四〇両を負担しており、この年さらに買運上金三〇両を加えられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報