20世紀日本人名事典 「岩垂寿喜男」の解説
岩垂 寿喜男
イワタレ スキオ
昭和・平成期の政治家 元・衆院議員(社民党);元・環境庁長官。
- 生年
- 昭和4(1929)年4月25日
- 没年
- 平成13(2001)年3月7日
- 出生地
- 長野県松本市
- 学歴〔年〕
- 中央大学専門部〔昭和26年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等瑞宝章〔平成11年〕
- 経歴
- 昭和30年総評本部に入り、国民運動部長や企画部長を務め、大衆運動や地方首長選挙で、社会党と総評とのパイプ役を務めた。安保反対国民会議事務局次長等を経て、47年神奈川2区から衆院議員に当選。59年7月自然保護議員連盟幹事長に就任。平成8年橋本内閣の環境庁長官に就任。8期務め、同年引退。環境庁長官時代には、サンゴの群生地で、空港建設を巡って揺れた石垣島の白保海域などを国立公園に指定する方針を表明。三重県の長良川河口ぜき問題でも、河川事業を所管する旧建設省と旧環境庁の調整機関の設置を実現した。日本野鳥の会副会長を務めた。社民党神奈川県連顧問の他、東京大学教養部非常勤講師(環境問題)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報