岩子島(読み)いわしじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩子島」の意味・わかりやすい解説

岩子島
いわしじま

広島県南東部、尾道(おのみち)市に属す島。面積2.45平方キロメートル。御幸(みゆき)瀬戸を隔てて向島(むかいしま)西部にあり、向島とは向島大橋で結ばれ、さらに向島―尾道間の尾道大橋と瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の新尾道大橋によって本土とは陸続きである。ミカン栽培が盛んであったが衰退し、現在は野菜作りが主産業で、とくにワケギが特産品となっている。海水浴場、キャンプ場があり、観光客が多い。人口795(2000)。

[北川建次]

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デジタル大辞泉プラス 「岩子島」の解説

岩子島

広島県尾道市、尾道市街と対面する向島(むかいしま)の西に位置する島。「いわしじま」と読む。向島との間は橋で結ばれている。面積約2.45平方キロメートル。ミカン、ワケギやトマトなどの農業が盛ん。美しい砂浜が広がり、しばしば映画ロケ地として利用されている。

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世界大百科事典(旧版)内の岩子島の言及

【向島[町]】より

…人口1万7616(1995)。尾道水道を隔てて尾道市の向いにある向島の西の過半部と,その西に浮かぶ岩子(いわし)島とからなる。向島は古代の歌島(うたのしま)郷(《和名抄》)の地に比定され,中世には大炊寮(おおいりよう)領歌島荘となっており,塩年貢を納めていた。…

※「岩子島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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