日本歴史地名大系 「岩岡村」の解説 岩岡村いわおかむら 長野県:南安曇郡梓川村岩岡村[現在地名]梓川村大字倭(やまと) 岩岡梓川左岸に位置。沖積平野の中では対岸の新(にい)村(現松本市)の岩崎(いわさき)神社・根石(ねいし)とこの岩岡だけに岩盤が露出。初見は、「岩岡家記」(慶長年代成立)の天文一七年(一五四八)武田晴信と小笠原長時による塩尻峠の合戦の条、「於諏訪峠岩岡石見討死仕候」とある。天正一〇年(一五八二)二月、岩岡佐渡・織部父子は甲州に離反して中塔(なかとう)城に籠城し、上野原(うえのはら)・黒沢(くろざわ)馬場・寺所(てらどこ)川原等で合戦している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by