…また63年(正平18∥貞治2)内宮仮遷宮以来,木曾から両宮造営用材が伐り出され,東山山荘(銀閣)などの造営に木曾材が用いられたりしたのは,いずれも木曾川運材によるものであった。豊臣秀吉は,木曾を直轄地とし,木曾義昌を代官に用いて木曾と木曾川を支配させ,方広寺大仏殿などの用材を伐り出させた。徳川家康もこれに着目し,側近大久保長安が義昌の旧臣山村甚兵衛を代官として,木曾と木曾川を支配させ,木曾川流域の要地も直轄地として押さえ,木曾材を採出した。…
※「木曾義昌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...