最新 地学事典 「岩手粘土」の解説
いわてねんど
岩手粘土
Iwate clay
岩手県下閉伊郡岩泉町門から小川にかけて分布する硬質粘土。古第三系小川層群小松層・名目入層中に胚胎する堆積性の層状鉱床。小松層中の鉱石は硬質・緻密で「硬質粘土」と呼ばれ,可塑性に乏しく耐火度が高い。名目入層中のものは「軟質粘土」と呼ばれる炭層の下盤粘土で,カオリナイトのほか多量のイライトを含み耐火度がやや低い。粉砕・仮焼してシャモットとしたのち,耐火物原料として利用していたが,1996年に閉山。
執筆者:須藤 定久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

