岩撫村(読み)いわなでむら

日本歴史地名大系 「岩撫村」の解説

岩撫村
いわなでむら

[現在地名]長南町岩撫

竹林たけばやし村の南に位置し、一宮いちのみや川支流の埴生はぶ川が流れる。「鶴岡事書日記」応永七年(一四〇〇)八月七日条にみえる岩名手入道は佐坪さつぼ郷の政所であった。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高一〇四石。承応元年(一六五二)埴生郡岩撫村検地帳(鶴岡家文書)は計五一四筆(うち屋敷二二筆)・名請人二七で、田九町一反余のうち上田二町九反余(石盛一五)・中田四町余(同一二)・下田一町八反余(同七)・下々田二反余(同四)、畑屋敷七町一反余のうち上畑二町三反余(石盛九)・中畑一町三反余(同六)・下畑二町余(同三)・下々畑五反余(同一)・屋敷八反余(同一〇)元禄郷帳では高一五一石余。寛政五年(一七九三)の村明細帳(石橋家文書)では一六町二反余で家数二五・人数一一六、溜井二、茣蓙・筵を作っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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