久米の岩橋(読み)クメノイワバシ

デジタル大辞泉 「久米の岩橋」の意味・読み・例文・類語

くめ‐の‐いわばし〔‐いはばし〕【久米の岩橋】

えんの行者大和葛城山から吉野金峰山きんぷせんまで架け渡そうとしたという伝説上の橋。葛城の神夜間しか働かなかったために完成しなかったという。多く和歌で男女の契りが成就しないことのたとえとされる。[歌枕
葛城や渡しもはてぬものゆゑに―こけ生ひにけり」〈千載・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 行者

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む