デジタル大辞泉 「久米の岩橋」の意味・読み・例文・類語 くめ‐の‐いわばし〔‐いはばし〕【久米の岩橋】 役えんの行者が大和の葛城山から吉野の金峰山きんぷせんまで架け渡そうとしたという伝説上の橋。葛城の神が夜間しか働かなかったために完成しなかったという。多く和歌で男女の契りが成就しないことのたとえとされる。[歌枕]「葛城や渡しもはてぬものゆゑに―苔こけ生ひにけり」〈千載・雑上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例