ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩石床」の意味・わかりやすい解説 岩石床がんせきしょうrock floor 山麓に発達する岩盤から成る緩斜面。乾燥地方では盆地の開析が行われると,盆地底の岩石面が山麓に近い周縁部から露出し,薄い岩屑を載せた平坦面が形成される。盆地底の堆積区と山地の浸食区との中間的位置にある。乾燥地域ではまれにみる降水が布状 (面状) 洪水となり,面状浸食を行なって生じるといわれるが,流水の側方浸食によるという説もある。山地斜面から岩石床への移り変りはなめらかで,平衡河川の縦断面形に似る。日本のような湿潤地域にも発達するが,植物被覆のため基盤が不明瞭である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩石床」の意味・わかりやすい解説 岩石床がんせきしょう →ペディメント 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by