最新 地学事典 「岩石標準試料」の解説
がんせきひょうじゅんしりょう
岩石標準試料
rock reference samples
共同分析により確立した元素濃度・同位体比・年代値などのデータを,個々の分析値や分析法の精度や正確さを評価したり,機器分析における標準として利用するための岩石試料。1949年に米国で初めて岩石標準試料W-1(輝緑岩),G-1(花崗岩)が作成されて以来,1995年までに世界各国25機関以上で400試料に及ぶ天然の岩石・鉱物の粉末標準試料がつくられており,日本でも地質調査所でJB-1, JG-1など30種類以上の火成岩と堆積岩の岩石標準試料がつくられ,地質・地球化学のデータの精度向上に大きな貢献をしている。
執筆者:今井 登
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

