岩見島(読み)いわみしま

日本歴史地名大系 「岩見島」の解説

岩見島
いわみしま

[現在地名]上関町大字祝島いわいしま

熊毛半島の南西海上約二〇キロの沖合にある面積七・五九平方キロの島。熊毛半島との間になが島がある。近世には大島郡の一村で上関宰判に属した。小島と小祝の二属島がある。

「万葉集」巻一五に次の歌がある。

<資料は省略されています>

「五代集歌枕」にも周防の名所として「いはひじま」があげられている。

関ヶ原合戦の後、毛利氏が防長二国を封ぜられた時、村上景親が大島郡一千五〇〇石を給せられたが、その一島であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android