日本歴史地名大系 「岩野山古墳群」の解説 岩野山古墳群いわのやまこふんぐん 秋田県:南秋田郡五城目町上樋口村岩野山古墳群[現在地名]五城目町上樋口 樽沢上樋口(かみとよぐち)の東南、標高四六メートル前後の舌状台地、通称岩野山にある。昭和三五年(一九六〇)鉄片・勾玉などを発見、翌三六年から三八年まで発掘調査した結果、三〇基以上の埋葬墓壙を掘り当てる。いずれも墳丘を欠くが、組合式木棺(第一号墳)、割竹式木棺(第二号墳)を推測できる痕跡を示すものがあった。副葬品に蕨手刀・黒漆塗鞘で金銅製の毛抜太刀・黒漆塗鞘の円頭太刀・くつわ・腰帯飾石・須恵器・長頸壺・刀子などがあり、土師器・勾玉・鉄鏃なども出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by