峠山須恵器窯跡(読み)たおやますえきがまあと

日本歴史地名大系 「峠山須恵器窯跡」の解説

峠山須恵器窯跡
たおやますえきがまあと

[現在地名]日置町大字日置下 峠山

油谷ゆや湾の湾頭から東へ約四キロ、油谷町境に近い峠山にあり、県指定史跡。

日置町の南部から南西部にかけて連なる丘陵北斜面の先端部にあたる標高二〇メートルの斜面に立地。付近一帯は粘土を産し、松材など燃料も豊かなことから、明治の頃石州の瓦職人が移住し、昭和二〇年代まで瓦が盛んに生産された。

窯跡は、およそ四〇度の傾斜をもつ古第三紀漸新世の粘土層を掘り下げて築いた半地下式である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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