峠山須恵器窯跡(読み)たおやますえきがまあと

日本歴史地名大系 「峠山須恵器窯跡」の解説

峠山須恵器窯跡
たおやますえきがまあと

[現在地名]日置町大字日置下 峠山

油谷ゆや湾の湾頭から東へ約四キロ、油谷町境に近い峠山にあり、県指定史跡。

日置町の南部から南西部にかけて連なる丘陵北斜面の先端部にあたる標高二〇メートルの斜面に立地。付近一帯は粘土を産し、松材など燃料も豊かなことから、明治の頃石州の瓦職人が移住し、昭和二〇年代まで瓦が盛んに生産された。

窯跡は、およそ四〇度の傾斜をもつ古第三紀漸新世の粘土層を掘り下げて築いた半地下式である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む