島中雄三(読み)シマナカ ユウゾウ

20世紀日本人名事典 「島中雄三」の解説

島中 雄三
シマナカ ユウゾウ

大正・昭和期の社会運動家,ジャーナリスト,評論家



生年
明治14(1881)年2月18日

没年
昭和15(1940)年9月16日

出生地
奈良県磯城郡三輪町(現・桜井市)

経歴
明治38年「火鞭」の同人となった頃から社会主義関心を抱き、雑誌編集者としてすごす。大正12年政治問題研究会を作り、15年社会民衆党創立で執行委員となる。のち東京市議にもなり、東京市政刷新に関心をもった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島中雄三」の解説

島中雄三 しまなか-ゆうぞう

1881-1940 大正-昭和時代前期の社会運動家。
明治14年2月18日生まれ。嶋中雄作の兄。東京法学院(現中央大)にまなぶ。大正8年下中弥三郎が創設した教員組合啓明会の世話人となり,みずからも文化学会を主宰。15年安部磯雄らと社会民衆党を結成し,中央執行委員。昭和4年東京市会議員。満州事変後,国家社会主義に転じ,下中らと新日本国民同盟を結成。東京市政革新同盟幹事となる。昭和15年9月16日死去。60歳。奈良県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android