島名郷(読み)しまなごう

日本歴史地名大系 「島名郷」の解説

島名郷
しまなごう

和名抄」高山寺本は「之末奈」、東急本は「之萬奈」と訓を付す。正倉院御物の白布銘文に天平一八年(七四六)一〇月として「上野国群馬郡嶋名郷戸主嶋名部馬手(田カ)部辛人調布壱端長四丈二尺、広二尺四寸」とあり、郷名と同じ島名部馬手などの名もみえる。群書類従本「上野国神名帳」群馬郡東郡に「従四位上嶋名神」がみえ、現高崎市元島名もとしまな町の島名神社とされる。


島名郷
しまなごう

「和名抄」高山寺本・東急本に「嶋名」、刊本に「島名」と記され、ともに訓を欠く。「新編常陸国誌」に「按ズルニ今ノ筑波郡島名村ナリ、面野井、水堀ノ二村モ亦島名郷ト称ス、旧名ヲ忘レザルナリ」とあり、現筑波郡谷田部やたべ島名しまな比定する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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