島松川(読み)しままつがわ

日本歴史地名大系 「島松川」の解説

島松川
しままつがわ

恵庭市と北広島市の境を南西から北東に流れる石狩川水系千歳川の支流。一級河川、流路延長二〇・六キロ、うち指定区間一七キロ。流域面積一二一・九平方キロ。水源を島松山(四九二・九メートル)に発し、北広島市東の里ひがしのさとで千歳川に合流する。「戊午日誌」(新道誌)に「本名シユマヲマフにて、川上に岩がある故に号るなり」とみえる。玉虫「入北記」が「シママツフ川ニ至ル、イシカリユウフツ境ナリ」(安政四年九月九日条)とするように、近世には西蝦夷地イシカリ場所と東蝦夷地ユウフツ場所の境界となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android