島津忠重(読み)シマヅ タダシゲ

20世紀日本人名事典 「島津忠重」の解説

島津 忠重
シマヅ タダシゲ

明治〜昭和期の公爵,海軍少将 島津興業会会長。



生年
明治19(1886)年10月20日

没年
昭和43(1968)年4月9日

出身地
鹿児島県

学歴〔年〕
海兵卒,海大卒

経歴
薩摩藩主・島津忠義長男に生まれ、明治31年公爵を嗣ぐ。41年海軍少尉となり、軍令部参謀、海軍大学校教官、海軍砲術学校教官、英国駐在武官、海軍艦政本部造兵造船監督長などのほか、学習院評議会議長、華族会館長を歴任。昭和4年ロンドン軍縮会議全権随員などを務め、10年少将で退役となる。明治44年〜昭和21年貴族院議員を務めた。戦後は島津興業会会長に就任著書に「炉辺南国記」(昭32)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島津忠重」の解説

島津忠重 しまづ-ただしげ

1886-1968 明治-昭和時代の軍人,華族。
明治19年10月20日生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩主島津忠義(ただよし)の長男。明治31年公爵をつぐ。軍令部参謀,海軍大学校教官,イギリス駐在武官,ロンドン軍縮会議全権随員などをつとめ,昭和10年海軍少将で退役。貴族院議員。戦後は島津興業会会長。昭和43年4月9日死去。81歳。海軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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