島町一丁目(読み)しままちいつちようめ

日本歴史地名大系 「島町一丁目」の解説

島町一丁目
しままちいつちようめ

[現在地名]東区島町一丁目

こく町の南にあり、たに町一丁目と同二丁目の間を通る高麗橋こうらいばし筋を挟む竪町。東から南北善安ぜんなん筋・高蔵たかくら筋が通る。初発言上候帳面写はもと島町には丁目がなかったように記すが、明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図では西から一―三丁目の区別があり、同年水帳奥書写(安政三年「水帳」大阪市立中央図書館蔵)によれば当時当町は島町三丁目であった。島町が東から一丁目・同二丁目となった時期について、元禄元年(一六八八)増補大坂図には延宝九年(一六八一)町名改正とあり、大坂町之内町名替り候写には元禄六年、元禄六年水帳奥書写(同上)には三丁目から一丁目に改称したため水帳を改めたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android