日本歴史地名大系 「崎原村」の解説 崎原村さぎばるむら 鹿児島県:大島郡伊仙町崎原村[現在地名]伊仙町崎原(さきばる) 崎原・上晴(うえはる)小島(くじま)村の南に位置し、西部は海に臨む。東(しぎや)間切の亀津(かむいじ)の飛地となっている。「三州御治世要覧」に村名の記載はなく、寛延元年(一七四八)に亀津村・秋徳(あきちゆ)村・尾母(うも)村(現徳之島町)の村人が原野を開墾したもので、同三年から年貢の上納が始まったとされる(伊仙町誌)。文政七年(一八二四)当時西目(にしめ)間切の湾屋(わにや)湊(現天城町)は東間切の崎原村、面縄(うんのー)間切の小島村・犬田布(いんたぶ)村・糸木名(いときな)村の砂糖を津出しすることになっていたが、坂道の難所があるためいったん崎原村内に津下しし、それより湾屋まで小船で津回しすることにしていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報