崔鏞健(読み)さいようけん(その他表記)Ch'oe Yong-gǒn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「崔鏞健」の意味・わかりやすい解説

崔鏞健
さいようけん
Ch'oe Yong-gǒn

[生]光武4(1900). 平安北道
[没]1976.9.19. 平壌?
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。青年期,中国へ亡命し雲南軍官学校卒業。1928年から中国東北部でキム・イルソン(金日成部隊と呼応し,抗日遊撃戦を続けた。1945年祖国解放で帰国,北朝鮮民主党第2代委員長,北朝鮮人民会議副議長などを経たのち,1948年には人民軍の初代総司令,国家創建後は初代の民族保衛大臣(国防大臣)となった。1953年副首相,1956年朝鮮労働党中央委員会副委員長,1957~72年最高人民会議常任委員会委員長(国家元首)。この間,党,政府の代表団を率いて中国,ソビエト連邦,アラブ連合共和国,アルジェリアカンボジアキューバなどを訪問。1972年副主席。1975年10月の党創立 30周年が最後の公式行事。

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