精選版 日本国語大辞典 「川向の喧嘩」の意味・読み・例文・類語 かわむこう【川向】 の=喧嘩(けんか)[=火事(かじ)] ( 大きな川をへだてた向こう側で喧嘩や火事が起こっても、こちら側までおよんでくる恐れがないところから ) 利害関係がなく、自分の心身に少しも痛みを感じないことのたとえ。対岸の火災。川向かいの喧嘩。[初出の実例]「憤って見ても、泣いて見ても、川向ふの喧嘩で埒が明かぬ」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉七四) かわむかい【川向】 の=喧嘩(けんか)[=火事(かじ)] =かわむこう(川向)の喧嘩[初出の実例]「抜きをった・川向ひのけんくゎいや面白い」(出典:雑俳・軽口頓作(1709)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例