川房村(読み)かわぶさむら

日本歴史地名大系 「川房村」の解説

川房村
かわぶさむら

[現在地名]小高町川房、双葉郡浪江なみえ町川房

金谷かなや村の南に位置し、東は神山かみやま村、西は八丈石はちじようせき(五〇七・一メートル)およびその支峰を隔てて標葉しねは昼曾根ひるそね(現浪江町)に接する。河房とも記す。天保郷帳には「古者 川房村・四栗新田弐ケ村」と注記される。なお室原むろはら(請戸川の別称)に沿った浪江街道開通以前は、小高村から津島つしま(現浪江町)を経由して中通りへ出る道の一ルートは、当村から昼曾根村への峰続きの道であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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