川明(読み)かわあき

精選版 日本国語大辞典 「川明」の意味・読み・例文・類語

かわ‐あきかは‥【川明】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水が引き、川どめが解けて、川を越えることを許されること。かわあかり。かわあけ。
    1. [初出の実例]「川明(カハアキ)宇治合戦ほどにみへ」(出典:雑俳・柳多留‐七三(1821))
  3. 陰暦六月一日に京都鴨川でアユ漁が解禁されること。また、一般に川で魚を獲ることが解禁されること。かわあけ。《 季語・夏 》 〔俳諧・季寄新題集(1848)〕

かわ‐あかりかは‥【川明】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暗いなかで、川の表面がほのかに明るいこと。
    1. [初出の実例]「待宵や月の出汐の川明り」(出典:鬼城句集(1926)〈村上鬼城〉)
  3. かわあき(川明)

かわ‐あけかは‥【川明】

  1. 〘 名詞 〙かわあき(川明)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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