日本歴史地名大系 「川曲神社」の解説 川曲神社こうわじんじや 愛知県:稲沢市子生和村川曲神社[現在地名]稲沢市子生和町 北屋敷祭神は菊理比売命。旧村社。祭礼日一〇月二一日。境内には秋葉(あきば)神社・津島(つしま)神社・八幡社・熊野(くまの)社・御嶽(おんたけ)神社がある。境内一千五〇〇坪。「延喜式」神名帳に「川曲(カハワノ)神社」とみえ、尾張国神名帳(貞治本)に「従三位上川曲天神」または「正四位上」(元亀本)とみえる。天保村絵図に「十三権限」とみえ、村民が従三位を一三と思い違えて十三(じゆうさん)権現とよぶようになったと伝える(府志、尾張名所図会)。明治初期まで境内に磐境(いわくら)があり、石垣造築の時消滅し、鏡石と烏帽子岩のみ残り神殿の両側に置かれている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by