日本歴史地名大系 「川辺地区」の解説 川辺地区かわべちく 長野県:上田市川辺地区上田市のうち千曲川に産(さん)川が合流する東側一帯から、小牧(こまき)山塊北西部倉升(くらます)山麓にかけて広がる地域。昭和二九年(一九五四)上田市に合併する以前は川辺村とよばれた。明治四年(一八七一)廃藩置県が布告された当時は、下之条(しものじよう)村・上田原(うえだはら)村・築地(ついじ)村・神畑(かばたけ)村の四ヵ村で、同二二年四ヵ村は合併して川辺村となった。この地区の中央を東西に上田市と松本市を結ぶ国道一四三号が通り、国道より南に分れた県道上田―塩田線が、神畑の集落を通り塩田方面に通じている。千曲川沿いには東西に県道上田―稲荷山(いなりやま)線が下之条の集落を通り、岩鼻(いわばな)を経て稲荷山(現更埴(こうしよく)市)に通じている。上田原地区と神畑地区を私鉄上田交通別所線が通じている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報