20世紀日本人名事典 「工藤敬三」の解説 工藤 敬三クドウ ケイゾウ 大正・昭和期の彫刻家 生年明治21(1888)年3月25日 没年昭和26(1951)年5月27日 出生地青森県深浦町 本名工藤 敬蔵 旧姓(旧名)千崎 経歴はじめ郷里青森県弘前の早坂寿雲から彫刻を学ぶ。次いで27歳で上京し、彫刻家の前田照雲や内藤伸らに師事した。明治41年頃から日本木彫会で作品を発表。昭和3年に「熊」で帝展入選を果たして以来、同展や院展などの官展に出品し、のちには帝展無鑑査となった。その他、東奥美術社や六華会でも活躍。太平洋戦争中は弘前に疎開し、戦後も同地に留まって制作を続けた。特に仏像制作にすぐれ、体表的な作品に「聖観音」「神武天皇像」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「工藤敬三」の解説 工藤敬三 くどう-けいぞう 1888-1951 大正-昭和時代の彫刻家。明治21年3月25日生まれ。郷里青森県で早坂寿雲に師事し,上京後前田照雲,内藤伸にまなぶ。日本木彫会会員となり,帝展,院展に出品,のち帝展無鑑査。東奥美術社,六華会の同人。仏像を得意とした。昭和26年5月27日死去。63歳。旧姓は千崎。本名は敬蔵。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例