デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「左平」の解説 左平 さへい 1763-1829 江戸時代後期の漂流民。宝暦13年生まれ。陸奥(むつ)石巻(宮城県)の若宮丸乗組員。寛政5年仙台沖で遭難し,ロシア領に漂着。イルクーツクに8年あまり滞在し,ペテルブルグで皇帝アレクサンドル1世に謁見。文化元年遣日ロシア使節レザノフにともなわれ津太夫ら同僚3人とともに南アメリカ南端をまわって長崎に帰着した。日本最初の世界周航者のひとり。文政12年4月12日死去。67歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例