日本歴史地名大系 「左近山村」の解説 左近山村さこやまむら 兵庫県:養父郡養父町左近山村[現在地名]養父町左近山伊豆(いず)村の北、大屋(おおや)川の左岸に位置し、大屋道が通る。近世の領主の変遷は口米地(くちめいじ)村に同じ。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図では高六四石余。出石封内明細帳では拝領高五五石余・改出高四七石余、これらの内訳は屋敷三石余・麻畑二石余・田方六三石余・畑方三三石余。弘化二年(一八四五)には家数三七・人数一五五(「養父郡上組五人組改一紙帳」長島家文書)。氏神は玉見(たまみ)村の玉水国司(たまみずこくし)明神(現玉水神社)。集落裏手の大徳(だいとく)山の頂上近く、標高五〇〇メートル余の地に広い平地があり、仙源寺(せんげんじ)の字がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by