デジタル大辞泉 「巨大磁気抵抗効果」の意味・読み・例文・類語 きょだいじきていこう‐こうか〔キヨダイジキテイカウカウクワ〕【巨大磁気抵抗効果】 磁場により物質の電気抵抗が変化する磁気抵抗効果の中でも、特にその相対変化の度合いが大きい現象。1987年、ドイツのグリュンベルク、フランスのフェールらが、強磁性と非磁性の薄膜を重ねた多層膜が特に大きな変化を示すことを発見。二人はこの業績により2007年のノーベル物理学賞を受賞した。この効果はハードディスクの読み出し部分(磁気ヘッド)に応用され、記憶容量の飛躍的な増加をもたらしたことで知られる。GMR(giant magnetoresistance)。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by