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巨大磁気抵抗効果 きょだいじきていこうこうか giant magnetoresistive effect

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知恵蔵2015の解説

巨大磁気抵抗効果

強磁性体層の間に磁性のない層をはさんだ素子で、層方向の電流に対する抵抗が、外からの磁場で大きく変化する現象。1980年代後半に、欧州の研究者らが見つけた。磁場をかけて強磁性体層の磁気の向きを調整すると、伝導電子の散乱の様子が変わる。ハードディスクの読み取りヘッドなどでの応用が進んでいる。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

きょだいじきていこう‐こうか〔キヨダイジキテイカウカウクワ〕【巨大磁気抵抗効果】

磁場により物質の電気抵抗が変化する磁気抵抗効果の中でも、特にその相対変化の度合いが大きい現象。1987年、ドイツグリュンベルクフランスフェールらが、強磁性と非磁性の薄膜を重ねた多層膜が特に大きな変化を示すことを発見。二人はこの業績により2007年のノーベル物理学賞を受賞した。この効果はハードディスクの読み出し部分(磁気ヘッド)に応用され、記憶容量の飛躍的な増加をもたらしたことで知られる。GMRgiant magnetoresistance)。

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