巨海村(読み)こみむら

日本歴史地名大系 「巨海村」の解説

巨海村
こみむら

[現在地名]西尾市巨海町

市の南西に位置し、寺津てらづ漁港北浜きたはま川に挟まれている。北は寺津村に隣し、東と南は北浜川をもって行用ぎようよう村、(現幡豆郡一色町)と境し、西は中根なかね村に隣する。込村とも記す。小字若宮西わかみやにしから寺津町へかけて枯木宮かれきのみや貝塚(縄文後晩期)がある。慶長(一五九六―一六一五)以前は、南に直接海を控えていた。「三河国二葉松」に「巨海 磯」と記す。古図には、川原に「カシマ」と記した小祠がみえる。氏神八剣はつけん社は、大同二年(八〇七)熱田大神を勧請して鎮守としたと伝え、比較的早く開けた村と考えられる。巨海に草分一八軒の口碑を伝える(寺津村誌)

永正五年(一五〇八)より巨海勘解由左衛門の領地、永禄三年(一五六〇)より左京亮平元政領、天正一三年(一五八五)柳原六郎左衛門領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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