巨猾(読み)きょかつ

精選版 日本国語大辞典 「巨猾」の意味・読み・例文・類語

きょ‐かつ‥クヮツ【巨猾】

  1. 〘 名詞 〙 非常に悪がしこいこと。極悪であること。また、その者。
    1. [初出の実例]「恐聖朝万歳之後、有巨猾間釁」(出典懐風藻(751)淡海朝大友皇子)
    2. [その他の文献]〔張衡‐東京賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巨猾」の読み・字形・画数・意味

【巨猾】きよかつ(くわつ)

大悪人。漢・張衡東京の賦〕京邑たり。四方の初之れに宅(を)らず、故に宗中ごろ(やぶ)る。(すき)を(うかが)ひ、を竊弄す。載三六(十八年)、(王天位を偸安す。

字通「巨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android