差動排気(読み)サドウハイキ

化学辞典 第2版 「差動排気」の解説

差動排気
サドウハイキ
differential pumping

質量分析計イオン源内の試料圧を高め,かつ分析管やイオン検出部を低圧に保つための排気をいう.原子線分子線実験に通常使用されている.図に示すように,イオン源部と分析部および検出部などを,スリットをもつ障壁でいくつかの室に分け,各室を個別に排気する.差動排気は,イオン,励起種,電子などと気体相互作用の研究に用いる装置に広く使用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 質量分析

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む