差文(読み)さしぶみ

精選版 日本国語大辞典 「差文」の意味・読み・例文・類語

さし‐ぶみ【差文】

  1. 〘 名詞 〙 朝廷行事で、使者などの諸役をつとめる者を定めて、その配役を記した文書。また、社寺の仏事諸会の諸役を定め記した文書。各人に通知して承認を求めた。差定(さじょう)請定(しょうじょう)
    1. [初出の実例]「凡十二月奉諸陵幣者〈略〉其使侍従四位已下差文。以十二月五日太政官」(出典延喜式(927)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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