差添人(読み)さしぞいにん

精選版 日本国語大辞典 「差添人」の意味・読み・例文・類語

さしぞい‐にんさしぞひ‥【差添人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 付き添いの人の意 )
  2. 江戸時代法廷に出る者に付き添った人。庶民の場合には、町村役人がこれになることを要求されたが、法廷では本人を補佐し、その弁護にもあたった。さしぞえにん。
    1. [初出の実例]「兼々御定も有之処差添人なく罷出候段心得違之由」(出典座右秘鑑(1828)三)
  3. 江戸時代、老幼者、女性、病人などが奉行所へ出頭するとき、許されて付き添った人。多く近親者の付き添いが許された。介添人。
    1. [初出の実例]「是は公事出入吟味之節、無謂差添人相願候共不取用」(出典:聞訟秘鑑(江戸後か)(古事類苑・法律五八)一)

さしぞえ‐にんさしぞへ‥【差添人】

  1. 〘 名詞 〙さしぞいにん(差添人)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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