己酉約定(読み)きゆうやくじょう

百科事典マイペディア 「己酉約定」の意味・わかりやすい解説

己酉約定【きゆうやくじょう】

1609年宗(そう)氏朝鮮と結んだ条約慶長(けいちょう)条約とも。宗義智(よしとし)(対馬(つしま)藩祖)は慶長の役後1605年に朝鮮との講和を成立させ国交回復,次いで結んだ己酉約定で,朝鮮関係の独占を許された。日本からの使いは将軍宗氏に限られ,歳遣船は20隻と定められた。貿易は朝鮮釜山(ふざん)の倭館(わかん)で行われた。→文禄・慶長の役

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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