巴豆油(読み)ハズユ

デジタル大辞泉 「巴豆油」の意味・読み・例文・類語

はず‐ゆ〔ハヅ‐〕【×巴豆油】

ハズ種子からとった油。黄褐色異臭がある。毒性があるが、軟膏なんこう峻下剤しゅんげざいとして使用

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精選版 日本国語大辞典 「巴豆油」の意味・読み・例文・類語

はず‐ゆハヅ‥【巴豆油】

  1. 〘 名詞 〙 巴豆の種子を圧搾してとった油。特異の不快な臭気があり、黄褐色。猛毒があるが、峻下剤(しゅんげざい)として用いるほか軟膏として神経痛凍傷などに用いる。〔医語類聚(1872)〕

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世界大百科事典(旧版)内の巴豆油の言及

【ハズ】より

…属名は種子の形がダニに似ているところから,ギリシア語のダニkrotōnに由来。種子からとれる巴豆油(はずゆ)は工業用として重用されるが,ラウリン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,リノール酸などを含む。このほかフォルボールphorbolを含む有毒性樹脂分を含む。…

※「巴豆油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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