デジタル大辞泉
「巴豆」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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は‐ず‥ヅ【巴豆】
- 〘 名詞 〙 トウダイグサ科の常緑小高木。台湾、中国南部、東南アジア原産。高さ約三メートル。葉は柄をもち長さ六~一〇センチメートルの長卵形で縁に鋸歯(きょし)があり、色は黄緑色だが青銅色、橙色になるものがある。雌雄同株。雄花は緑色の五弁花で枝先の総状花序の上部につき、雌花はその下部にあり花弁はない。果実は倒卵形で高さ約三センチメートル。種子は楕円形。巴豆油の原料にされ、また下剤に用いられるが猛毒がある。漢名、巴豆。はとう。
- [初出の実例]「巴豆十八斤 并帒」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献薬帳)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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巴豆 (ハズ・ハトウ)
学名:Croton tiglium
植物。トウダイグサ科の常緑低木・小高木,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の巴豆の言及
【ハズ】より
…属名は種子の形がダニに似ているところから,ギリシア語のダニkrotōnに由来。種子からとれる巴豆油(はずゆ)は工業用として重用されるが,ラウリン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,リノール酸などを含む。このほかフォルボールphorbolを含む有毒性樹脂分を含む。…
※「巴豆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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