デジタル大辞泉 「巴豆」の意味・読み・例文・類語 は‐ず〔‐ヅ〕【×巴豆】 トウダイグサ科の常緑小高木。暖地に自生。3~5月、淡黄白色の小さい雄花と雌花とを総状につける。実は楕円形で、3個の種子をもつ。熱帯アジアの原産。はとう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「巴豆」の意味・読み・例文・類語 は‐ず‥ヅ【巴豆】 〘 名詞 〙 トウダイグサ科の常緑小高木。台湾、中国南部、東南アジア原産。高さ約三メートル。葉は柄をもち長さ六~一〇センチメートルの長卵形で縁に鋸歯(きょし)があり、色は黄緑色だが青銅色、橙色になるものがある。雌雄同株。雄花は緑色の五弁花で枝先の総状花序の上部につき、雌花はその下部にあり花弁はない。果実は倒卵形で高さ約三センチメートル。種子は楕円形。巴豆油の原料にされ、また下剤に用いられるが猛毒がある。漢名、巴豆。はとう。[初出の実例]「巴豆十八斤 并帒」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献薬帳) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「巴豆」の解説 巴豆 (ハズ・ハトウ) 学名:Croton tiglium植物。トウダイグサ科の常緑低木・小高木,薬用植物 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の巴豆の言及 【ハズ】より …属名は種子の形がダニに似ているところから,ギリシア語のダニkrotōnに由来。種子からとれる巴豆油(はずゆ)は工業用として重用されるが,ラウリン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,リノール酸などを含む。このほかフォルボールphorbolを含む有毒性樹脂分を含む。… ※「巴豆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by