巻髪(読み)マキガミ

デジタル大辞泉 「巻髪」の意味・読み・例文・類語

まき‐がみ【巻(き)髪】

束ねた頭髪をぐるぐる巻いて留めること。また、その髪。
馬のたてがみを束ね結ぶこと。また、そのたてがみ。

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精選版 日本国語大辞典 「巻髪」の意味・読み・例文・類語

まき‐がみ【巻髪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭髪を束ねてぐるぐると巻くこと。また、その髪。
    1. [初出の実例]「お銀が、巻髪姿で裏から入って来たとき」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉五三)
  3. 馬のたてがみを束ねて結ぶこと。また、そのたてがみ。
    1. [初出の実例]「一巻がみをゆがみとも、立がみとも、まきがみなどと申べし」(出典:岡本記(1544))

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普及版 字通 「巻髪」の読み・字形・画数・意味

【巻髪】けんぱつ

巻きあげた髪型。〔詩、小雅都人士〕彼の君子の女 卷髮(たい)(さそり)の如し

字通「巻」の項目を見る

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