巻髪(読み)まきがみ

精選版 日本国語大辞典 「巻髪」の意味・読み・例文・類語

まき‐がみ【巻髪】

〘名〙
頭髪を束ねてぐるぐると巻くこと。また、その髪。
※黴(1911)〈徳田秋声五三「お銀が、巻髪姿で裏から入って来たとき」
② 馬のたてがみを束ねて結ぶこと。また、そのたてがみ。
※岡本記(1544)「一巻がみをゆがみとも、立がみとも、まきがみなどと申べし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「巻髪」の意味・読み・例文・類語

まき‐がみ【巻(き)髪】

束ねた頭髪をぐるぐる巻いて留めること。また、その髪。
馬のたてがみを束ね結ぶこと。また、そのたてがみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「巻髪」の読み・字形・画数・意味

【巻髪】けんぱつ

巻きあげた髪型。〔詩、小雅都人士〕彼の君子の女 卷髮(たい)(さそり)の如し

字通「巻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android