巾櫛(読み)きんしつ

精選版 日本国語大辞典 「巾櫛」の意味・読み・例文・類語

きん‐しつ【巾櫛】

  1. 〘 名詞 〙 手拭いと櫛(くし)。「巾櫛を執る」「巾櫛に侍す」などの形で、人の妻妾となることをいう。
    1. [初出の実例]「主我巾櫛、積以星霜」(出典本朝文粋(1060頃)一四・為重明親王家室四十九日願文〈大江朝綱〉)
    2. 「若し貴君の御見棄なきに於ては往々巾櫛に侍せ度志願に候処」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二二年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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