市川代官所跡(読み)いちかわだいかんしよあと

日本歴史地名大系 「市川代官所跡」の解説

市川代官所跡
いちかわだいかんしよあと

[現在地名]市川大門町 五丁目

江戸時代、河内かわうちなどの幕府領を管轄した代官の陣屋跡。市川役所・市川陣屋などともよばれた。建物は現在御陣屋ごじんや稲荷社に移築された正門のみが残る。

明和二年(一七六五)に駿府(現静岡市)紺屋こんや町陣屋の出張陣屋として市川大門村に設置された。初代代官は小田切新五郎で、河内領と中郡領を中心に約三万石を支配した。寛政七年(一七九五)代官榊原小兵衛のとき陣屋が建替えられ本陣屋となった。文化(一八〇四―一八)初年には計二四七ヵ村・高七万四千八七六石余、ほかに預領九ヵ村・四千八二二石余を管轄した(甲斐国志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む