日本歴史地名大系 「市川大門村」の解説
市川大門村
いちかわだいもんむら
現市川大門町の北東部に位置し、
市川大門村はもと
天正期の初め頃平塩岡の北西方の笛吹川および芦川の氾濫原の「市川之内草間并おこし間共ニ、合拾三貫文」の地が、野呂瀬・井上・内石・秋山・堀内など諸氏によって開発され(天正四年と推定される丙子四月一〇日「武田信豊証文写」甲州古文書)、その後当地の特産であった和紙(肌吉紙)の紙漉を行ううえで、水利の便がよい新開地に移住していったという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報