新撰 芸能人物事典 明治~平成 「市川小文治」の解説
市川 小文治
イチカワ コブンジ
- 職業
- 俳優
- 本名
- 矢野 正三郎
- 別名
- 幼名=市川 小満若
- 生年月日
- 明治26年 4月13日
- 経歴
- 4歳で初舞台を踏み、11歳で小団次の養子となり市川小満若を名乗る。18歳で左団次一座に入り、大正7年3代目小文治を襲名。13年東亜キネマ等持院撮影所に入社、「荒神山の血煙」「落花の舞」などに出演。15年マキノプロへ転じ、「赤城山嵐」で国定忠次、「照る日くもる日」では加納八郎を演じた。昭和3年歌舞伎プロを設立したが「野崎村」1本で解散。同年日活に入り「大菩薩峠」の芹沢鴨や「丹下左膳」の峰丹波役で当て、敵役を中心に幅広い役どころで活躍。他に「維新の刹那」の近藤勇、「名刀安綱の行衛」の大岡越前などを演じた。
- 没年月日
- 昭和51年 (1976年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報