市川新松(読み)イチカワ シンマツ

20世紀日本人名事典 「市川新松」の解説

市川 新松
イチカワ シンマツ

明治〜昭和期の水晶研究家,鉱物学者



生年
慶応4年5月7日(1868年)

没年
昭和16(1941)年4月19日

出身地
越前国(福井県)

旧姓(旧名)
打方

経歴
明治39年勤めていた山梨師範学校教諭を辞め、独学で水晶の研究に打ち込む。41年に発表した論文紫水晶の天然蝕像」が認められ、大正2年カナダでの万国地質学会に招待された。自叙伝に「奮闘五十四年」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川新松」の解説

市川新松 いちかわ-しんまつ

1868-1941 明治-昭和時代前期の鉱物学者。
慶応4年5月7日生まれ。明治39年山梨師範教諭をやめ,独学で水晶の研究にうちこむ。41年に発表した論文「紫水晶の天然蝕像」がみとめられ,大正2年カナダでの万国地質学会に招待された。昭和16年4月19日死去。74歳。越前(えちぜん)(福井県)出身旧姓は打方。自叙伝に「奮闘五十四年」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android