市谷元土取場町(読み)いちがやもとつちとりばちよう

日本歴史地名大系 「市谷元土取場町」の解説

市谷元土取場町
いちがやもとつちとりばちよう

[現在地名]新宿区市谷加賀町いちがやかがちよう二丁目

土取場町ともいった(安政四年尾張屋版切絵図など)。尾張藩上屋敷裏手から北上して乗込馬場に向かう道の西側にある町屋。この道の片側町で、北側に横町がある。四方を小普請組などの組屋敷に囲まれる。古くは市谷村に属した。元和六年(一六二〇)に「小石川元吉祥寺近所」に与えられた納戸組屋敷地が、寛永一六年(一六三九)に上地されて牛込天龍寺うしごめてんりゆうじ前に替地となった際、不足分の足地となった。地主らの請願によって延享二年(一七四五)町屋を許された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む