布直垂(読み)ヌノヒタタレ

デジタル大辞泉 「布直垂」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ひたたれ【布直垂】

布で作った直垂近世、麻地などの布製は地下じげ諸大夫の料となり、武家では大紋だいもんと称した。

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精選版 日本国語大辞典 「布直垂」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ひたたれ【布直垂】

  1. 〘 名詞 〙 布で作った直垂。近世、直垂は絹地を普通とするようになり、麻地などの布製は地下(じげ)の諸大夫の料となった。
    1. [初出の実例]「雑色の男共十人計、なしうちゑぼしに黒き布直垂に」(出典:長享元年九月十二日常徳院殿様江州御動座当時布陣衆着到(1493))

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