帯下とは

六訂版 家庭医学大全科 「帯下とは」の解説

帯下とは
(女性の病気と妊娠・出産)

 帯下は、外陰部、腟内、子宮頸管(けいかん)、子宮内腔からの分泌物が、生理的にあるいは病的に増えたもので、いわゆる「おりもの」が多い状態をいいます。

 健康な女性の腟内容物は、白色粘稠(ねんちゅう)(粘りけがある)で、外陰に流出することはまれです。生理的な帯下と病的な帯下に分けられます。

生理的な帯下

 排卵前の子宮頸管粘液の増加(卵胞(らんぽう)ホルモンが増えて子宮頸管からの粘液の量が増える)や、性交時に出る分泌物などを「おりもの」として感じることがありますが、病的なものではありません。

病的帯下

 本項(外陰炎、腟炎の項)で述べられているように、細菌、ウイルスなどの病原性微生物の感染、子宮・卵管などの炎症、腫瘍腫瘤(しゅりゅう)(子宮がん、ポリープ、一部の子宮筋腫(きんしゅ)など)によるものなどがあります。色調や性状で、白色、黄色、液状粥状(じゅくじょう)膿性(のうせい)、血性などと表現されます。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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